研修講師として成功するには? ~AIに訊いてみた~(前編)
私が好きなアーティストのAimerさん。フランス語で「エメ」と読み、意味はlove。
Je t’aime.(ジュテーム)のaimerだったとは、最近知りました。
表題のAIは英語でartificial intelligence「人工知能」の略、
フランス語では” intelligence artificielle ”、そして merはフランス語で「海」。
Aimer~人工知能の海、なんだか壮大なイメージが湧いてきます。
頑張れAimerさん! ということで、本題に移りましょう。
近年、AIが急速に発達し身近な技術になってきました。チェスや将棋、囲碁の世界で
よく耳にしますし、SiriやGoogleアシスタント、最近ではOpen AIのChatGPTが話題です。
自由な問いかけに対話式で回答してくれるAIで、ユーザーが激増しているそうです。
ところで、私は約10年前、48歳の時に、モノ創り(鉄鋼メーカーの研究職)から
人材創り(現職)へ職を転じました。
さて、皆さんは研修講師として成功するにはどうすれば良いと思いますか。
振り返ると様々な苦労もあったのですが、試しにChatGPTに訊いてみました。
「研修講師として成功するためにはどうすれば良い?」
ChatGPTの答えはさておき、いや、答えを待つまでもなく、あと数年もすれば
量子コンピューターが支配するメタバースでアバターが講師を務め、リアルな
人間の講師なんていらない・・なAIワールドが展開されるのでしょうか?
AIの活用に際して論じられるのは、AIと人間の棲み分けです。
2017年に野村総合研究所が発表したところによると、蓄積した複雑なfact情報を
ベースに筋道立てて答えを組み立てるタスクや職業は、AIにとって代わられる
可能性が高いとされ、実際にそのようなことが起こりつつあります。
例えばAIを使って大学入学試験に合格した、MBAの試験でBクラスの解答を
導き出した(もちろん合格)、弁護士に代わって弁護した等の事例が報告されています。
AI、すごい。
でも、でもですよ、AIに絶対にできないことがあるはず、それは一体何でしょう?
私たちには、初対面で多数の参加者の状況を瞬時に見極め、個々人の感情や理解度に
配慮しながら、秒刻みでファシリテーションを最適化し、流動的な環境の中で適切に
問いかけ、多様な意見を要約しながら気づきを引き出し、研修目的を達成していく力
が求められます。
心・感情は百人百様です。センシング技術の発達が目覚ましいからといって、
映像や音声、触覚はまだしも、匂い、味をデータ化してAIで処理しながら
バーチャル世界で共有するのは、簡単なことではなさそうです。
ましてや、デリケートな心の揺れ動きを捉えるのはさらに困難でしょう。
一方、言葉にせずとも心情を感じ取ることができるのが、私たち人間です。
人間、すごい。
さて、先ほどの問いに対してChatGPTからは一体どういう答えが返ってきたでしょうか。
この続きは後編へ
- 2023/03/20
- コンサルティング
- 投稿者:河野 貴史