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「平成生まれ新人」の特徴

4月も折り返しが過ぎ、平成最後の
新入社員研修も落ち着いてきました。

そこで、今回は、平成における
新入社員研修登壇の中で感じた

「平成生まれ新人」

の特徴を整理したいと思います。

「平成生まれ新人」・・・もちろん、個人差はありますし、
企業規模や業種によっても異なり、一括りにできないことは
承知していますが、私が近年の新入社員研修登壇を通して、
感じた印象を記してみます。

(平成生まれ新人)

・優しくていい子が多い
・褒められ上手(やった!嬉しい!など反応がポジティブで強い)
・改善フィードバックを受けると→ダメ出しと感じて→凹む
・放置されることに不安を覚える
・仲間を大切にする
・仲間との調和が大事である、みんなで成長したい
・人の意見を聴く
・自己理解に興味があり、自分たちの「強み」「弱み」を理解している
・モチベーションという言葉や、その維持方法に関心を強く持っている
・受講態度姿勢が良い、上品
・指示されたことに一生懸命取り組む
・素直で真面目な性格
・鵜呑みにしてしまう
・休憩中はスマホに多くの時間を費やす
・成功する育成方法:丁寧に段階的に手をかけて小さな成功を重ねる【日本酒型】

(昭和生まれ新人)

・やんちゃで自由人が多い
・褒められ下手(照れ臭く、喜びの反応を表に出さない)
・改善フィードバックを受けると→反骨心が出て→成長する
・放置されるほうが自由で嬉しい
・仲間は戦友でありライバル
・仲間との調和も大事だが、上下5年の先輩後輩はライバル
・自己理解にあまり興味はなく、目先の仕事こなして成長することに主眼
・モチベーションという言葉は、ほとんど使われなかった(やって当たり前)
・受講態度、姿勢が悪い、やんちゃな輩が散見される
・素直なふりはするが、性根から素直なわけではない
・休憩中は談笑
・育成手法は放置。厳しい指摘などの「獅子の子落とし」型
・成功する育成方法:シンプルに放置して、熟成を待つ【ワイン型】

事実として言えることは、「昔と今の新人の間には、一定の違いがある」
という点であり、指導者は、それを理解し、受け入れ、彼ら彼女たちが
パフォーマンスを最大化するための育成技法を自ら獲得することが
求められるということです。

それができない指導者は、残念ながら時代に適応できない指導者ということです。

  • 2019/04/22
  • 社長コラム
  • 投稿者:葛西 伸一