あなたの「AIリテラシー」はどのレベル?
今の時代、AIが大きく進化していく中で、私たち人間は「置いていかれないこと」が重要です。
すでに現時点でも、AIを上手に活用することで、

・作業時間の大幅な削減(効率化)
・仕事そのものの質を高める(品質向上)
という、二つの価値を同時に得ることができます。
つまり、同じ時間・同じ量の仕事であっても、AIをうまく使えば、
「もっと楽に早く仕事ができる」 「もっと分かりやすい資料が作れる」
「もっと説得力のある文章が書ける」 「もっと抜け漏れの少ない検討ができる」といった、
効率化や品質向上が実現できます。
オフィスワーカーの方であればなおさら、個人のAIリテラシーを高めることで、仕事の効率も品質も、
まだまだ大きく伸ばせる余地があると感じています。
そこで私は、AIリテラシー・活用スキル(個人レベル)を、あえて「LEVEL 10」という形で、
10段階に整理してみました。
AIの存在をほとんど知らない段階から、検索のように単発で使う段階、壁打ち・翻訳・先生として
使う段階、ファイルや音声、画像を渡して作業を任せる段階、そして、思考パートナーとして使い倒し、
自分の仕事のやり方そのものをAI前提で再設計できる段階まで──
「自分はいま、この10段階のうち、どこにいるだろうか?」
まずは、そんな“現在地”を知ることが、AI時代を生き抜く第一歩だと考えています。
Level 1 AIを知っているが、使う気はあまりない
◆概要
AIの存在は知っているが、「昔のチャットボットと同じ」「自分の仕事には関係ない」と考えており、実際にはほとんど使っていない状態
◆代表的な状態
TVやニュースでは見たことがあるが、アカウントすら作っていない
「セキュリティが不安」「情報漏えいが怖い」などの理由で距離を置いている
Level 2 “高性能検索エンジン”として単発利用
◆概要
ときどきAIを使うが、主な使い方は「Google検索の代わり」
1回質問して答えを見て終わる、1問1答型の利用が中心。
◆代表的な行動例
・「◯◯とは?」「◯◯の意味」など、用語や一般情報を聞く
・ニュースやトレンドをざっくり知るときにだけ使う
Level 3 壁打ち・翻訳・“先生役”として使える
◆概要
複数回の往復(壁打ち)をしたり、翻訳・要約・言い換え・説明などを依頼し、
「AIに相談すると自分の考えが整理される」と感じ始めている段階
◆代表的な行動例
・資料の推敲をしてもらう
・目的に応じたエクセルのマクロの組み方などを教えてもらう「このVBAのエラーの意味を教えて」といった“先生役”として使う
・翻訳をしてもらう
Level 4 ファイル・画像・音声を渡して“作業代行”させる
◆概要
ファイル・画像・音声などをアップロードし、
これまで自分でやっていた整理・要約・書き起こし・ドラフト作成を、積極的にAIに任せている段階。
◆代表的な行動例
・商談や会議の内容を、音声データを活用して短時間で作成できる
・会議・商談の録音データをAIに渡し、「議事録」「要点サマリー」「TODOリスト」を作成させる。
・画面のスクリーンショットや写真から分析を行う
・エクセル画面・ダッシュボードのスクリーンショットから、「このグラフの読み方」「気づきポイント」を説明してもらう
・ホワイトボードの写真から、議論内容を箇条書きで整理させる
・PDF資料やPowerPointをアップロードして、要約や目次案を作らせる
Level 5 アウトプットの質をAIと一緒に磨ける
◆概要
AIに任せたアウトプットを、そのまま使うのではなく、
「もっとこうして」と何度も往復しながら品質を一緒に高めていく段階
クリエイティブな用途も増えてくる
◆代表的な行動例
・報告書や提案書のドラフトをAIに書かせ、構成・表現・図解案を何度も修正させる
・画像生成や簡易な動画・スライド作成を指示し、イメージに合うまでやり取りする
・「ターゲットは誰か」「目的は何か」など、前提条件を伝えたうえでアウトプットを改善させる
Level 6 複数AIを“比べて選ぶ”ことができる
◆概要
1つのAIだけに頼らず、複数のAIサービスを目的に応じて使い分ける段階
「得意・不得意」を踏まえて、セカンドオピニオン的に複数AIを活用できている
◆代表的な行動例
・同じテーマを2〜3種類のAIに投げて、回答を比較しながら判断する
・「文章生成はA」「表の処理はB」「画像生成はC」といった使い分けができている
・新しいAIサービスも、必要そうなら自分で試してみる
Level 7 自分なりの“型(テンプレ/プロンプト)”を持っている
◆概要
自分の仕事に合わせて、「AIにこう頼めば良い」というプロンプトやテンプレートがパターン化されている状態。
◆代表的な行動例
・よく使う質問・依頼文をテキストやメモアプリに保存して、何度も使い回している
・定例会議の議事録フォーマット、報告書の構成指示など、自分用の“AI指示テンプレ”を持っている
・テンプレを試行錯誤しながら、より精度の高いアウトプットが出るよう工夫している
Level 8 自分の仕事プロセスを“AI前提”で組み替えている
◆概要
「人がやる」「AIがやる」の役割を整理し、
自分の一連の業務フローをAI前提で再設計できている段階(あくまで個人レベル)。
◆代表的な行動例
・「①情報収集と要約はAI → ②自分が判断・編集」に仕事を組み替えている
・日報・週報・議事録・メールなど、定型アウトプットはすべてAI経由で作るのが当たり前
・“AIが得意な部分”を先に振ってしまい、自分は付加価値の高い部分に集中している
Level 9 AIを“思考パートナー”として使い倒している
◆概要
作業の効率化だけでなく、思考・意思決定の質を上げるためにAIをフル活用している段階。
◆代表的な行動例
・AIの間違いや不十分な点をAIへ指摘・修正指示ができる
・あるテーマについて、賛成側・反対側の意見をAIに出させ、自分の考えを深める
・自分の案に対して「弱点や抜けている視点は?」とAIに突っ込みを入れさせる
・企画・戦略・キャリアなど、思考パートナーとしてほぼ毎日AIと対話している
Level 10 AI活用スタイルを“自走的にアップデート”できる
◆概要
新しいAIや機能が出ても、自分で試し、自分の仕事やスタイルにどう取り込むかを継続的にアップデートしていける状態。 「AIが進化しても、ついていける自信があるレベル」。
◆代表的な行動例
・新機能・新サービスを見つけたら、自分の業務への適用可能性を試してみる
・「こういう使い方はないか?」と自分で実験し、うまくいった方法を自分の“型”に組み込む
・半年〜1年単位で、自分のAI活用のやり方が進化している実感がある
さて、いかがでしょうか?
このコラムをみて、「あ!このコラムを、いつも使っているAIに投入して、「私はどのレベルだと思う?」と発想できたかたは、 Level 7くらいのポテンシャルはありますね!
是非チャレンジしてみてください。
- 2025/11/30
- 社長コラム
- 投稿者:葛西 伸一
